●金属射出成形(MIM:メタルインジェクションモールド)
MIM(メタルインジェクションモールド)とは、一言で言うと、複雑な形状の小型金属部品を効率よく製造する最先端の金属加工技術です。これまで、小型金属部品は精密旋盤・機械加工・精密鋳造等で製作していましたが、MIMの技術を活用することで生産性が大幅に向上し、量産も可能になりました。MIMは、プラスチックのインジェクション金型技術と成形技術をヒントにそれらを応用したもので、金属粉末と特殊な合成樹脂を混ぜたものを射出成形し、その後、脱脂・焼結炉に部品を入れて焼き飛ばして金属のみを焼結部品とする加工法であり、今まで多様な加工法にチャレンジしてきた当社の技術の蓄積により開発できたものと自負しております。
なお、MIM技術は他社でも導入が進んでいますが、当社は焼結工程に独自の技術を有していることが特徴です。さらに当社のMIM成型部品については、切削加工から試作金型、量産金型までの一貫した受注体制が可能です。当社グループでは、試作金型事業および量産事業の2つの事業を有しており、試作金型事業において培われたお客様の研究開発部門との関係をもとに、よりスムースな量産の開始を可能とし、製品市場投入のスピードアップに貢献しうると考えております。
<製品例>
携帯電話、デジタルカメラ、コネクター、医療機器の部品(外装部品や内装機構部品)、事務機器等
●プラスチック射出成形
当社独自の「ブロックビルド工法」により、モールド成形は、プラスチックの試作部品および少量量産品・限定生産品等の加工(生産)に対して、材質指定・精度確保・納期短縮・コストダウンなどを考慮したインジェクション成形技術です。
当社では、モールド成形金型についてはNAK(焼入材)・アルミ・BS(真鎗)・鉄(もしくは複合)など仕様ごとの対応や、50~1000トンクラス(国内では350トンまで対応、KOREA KIKUCHIにて1000トンまで対応)の大型部品への対応も可能となっております。
また、金属部品との接合加工、モールド金型製作と成形品との複合加工、樹脂型(金属十樹脂)製作と成形(アウトインサート製法、インサート製法、ブロックビルド工法)など当社グループの保有する技術を複合することで、試作部品トータルでのお客様への貢献を図っております。
<製品例>
携帯電話の外装(ケース)、事務機器(複写機、プリンター他)、自動車部品等
炭酸ガスレーザー、NCターレットプレス(ノーニブリング可能)、専用ワイヤー放電加工機等の設備を使用することで、超小物から大物板金まで幅広い加工を可能とし、高精度・短納期の要求にも対応できる技術・設備力を備えております。
さらにプレス技術と板金技術等を複合し、試作部品から量産まで手掛けることでトータルコストダウンも可能。当社グループの源泉である技術です。
<製品例>
時計、携帯電話、デジタルカメラ等の外装及び精密機構部品、事務機器等
当社グループでは、昭和49年に腕時計用の精密プレス部品の製造を開始して以来、金型製造技術、プレス技術を蓄積してまいりました。順送金型・エッチング順送・単型等の分野において、板厚の薄い材料(板厚数十ミクロンから対応)を使用する部品や難易度の高い絞り加工などを得意としています。
300トンを最大に数十台のプレス機をはじめ、プレス金型製作に使用するマキノ製等のミクロ加工が可能なワイヤー放電加工機・NC放電機・高速マシニング等の設備を保有し、試作から量産までお客様のニーズに即応可能な体制を構築。またKIKUCHI(HONG KONG) LIMITEDとの連携により、プレス金型製作、プレス加工の中国への展開も可能です。
<製品例>
時計、携帯電話、デジタルカメラ等の外装及び精密機構部品、事務機器等
板金加工製品例
タブレットスタンド
極めて特殊な技術を要する業務用タッチパネルの受託製造を行っています。
ミクロン単位の制度が求められる各種電子部品。
その組み立て・検査作業が得意分野です。
極めて特殊な技術を要する業務用タッチパネルの受託製造を行っています。
ミクロン単位の制度が求められる各種電子部品。
その組み立て・検査作業が得意分野です。
極めて特殊な技術を要する業務用タッチパネルの受託製造を行っています。
ミクロン単位の制度が求められる各種電子部品。
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